2017.04.25更新

狂犬病予防週間が過ぎ、次は混合ワクチンという方も多いのではないでしょうか。

当院では狂犬病ワクチンと同じように年に1回接種しましょうと説明させて頂いております。

 

最近、「アメリカでは3年に1度なのに?」や「副反応が心配…。」というお声多くいただきます。

それでも、毎年接種することをオススメしているのには理由があります。

日本とアメリカ、その他の地域では環境が違うということと、ワクチンの接種率の違いです。

 

アメリカでは8割以上の方が愛犬にワクチンを接種しているのに対し、日本では残念ながら2割程度です。

この接種率ではある地域で病気が流行したときに、周囲への蔓延を防ぐことはできません。

「お隣が接種してないならウチも…。」「3年に1度でいいらしい。」「アレルギーで死んじゃう…。」など、ネットなどで拾った偏った情報を信じて接種をしないことは大変危険です。

 

狂犬病ワクチンとは違い任意での接種とはなっていますが、自分のことだけではなく皆さんで地域のワンちゃんを守るという意識が大切ですね!

以上の理由から当院では年に1回のワクチン接種を推奨するというスタンスに変わりはありません。

 

とは言うものの、「抗体検査はできないのか?」「打ちたいんだけど去年アレルギーが出たから怖い…。」というお声にお応えすべく、当院ではワクチン抗体検査「ワクチチェック」を導入することとなりました。

混合ワクチンの中のコアワクチンと呼ばれる強く推奨されるワクチンに対する抗体価を院内で簡単に調べられるようになります。

抗体価とはその病気をやっつける力のことです。

その抗体価が低くなっていないかチェックをしてからワクチンの接種を決めることができます。

 

とは言え、コアワクチン3種のチェックのみとなっているので、ノンコアワクチンの接種はどうすべきなのか…など問題点もあります。

ノンコアワクチンに含まれている病気はコアワクチンの病気ほど恐ろしくはないものの、重篤な症状を引き起こしますし、1年で抗体価が下がってしまうと言われています。

また、それらの病気が疑われる症状が出たときに、ワクチンを打っていればそれらの病気は除外できるのですが、打っていないとなればそれらの病気も念頭に入れえて診断を行わなければならず、検査項目が増えてしまうというデメリットもあります。

 

いずれにせよ、「ワクチンを打たなくて済む検査ができたらしい!」と情報の一部だけを切り取るのではなく、しっかりと専門家と相談して愛犬を守ってあげてください。

犬用ワクチチェック公式ページ

 

また、世界小動物獣医師会(WSAVA)で発表されたワクチネーションプログラムを受け、当院では従来の6種混合ワクチンから5種混合ワクチンへ変更することとなりました。

詳しくはご来院時にご相談いただければと思います。

投稿者: バンブーペットクリニック