2017.05.23更新

おへそのヘルニア、いわゆる「でべそ」の子を見かけることはそんなに珍しいことではありません。

今回は生まれつきの臍ヘルニアを避妊手術と同時に整復しました。

 

※手術画像になりますので、苦手な方はご注意ください!

 

でべそ

手術前、毛刈りをして消毒をしている状態です。

奥の方が頭で、仰向けに寝ています。

見事なまでのきれいなでべそですね。

これは生まれつきヘソの部分の筋肉が上手に塞がらず、小さい穴が開いてしまっているために、お腹の中の脂肪が飛び出てしまうことでおこります。

なので、小さくなったり大きくなったりするという報告を受けることもしばしばあります。

今回の穴はすごく小さいですし、このままでもおそらく悪さはしませんが、まれにその穴から腸が飛び出てきてしまって腸が筋肉に絞めつけられ壊死してしまう…という怖いことも起こりうるため、避妊手術と同時に治してしまうことにしました。

 

切皮

デベソの分、いつもより少し長めに切皮します。

脂肪を包んでいる膜を切るとニュルッとお腹の中の脂肪が出てきます。

 

開腹

お腹を開け、脂肪をお腹の中に戻します。

筋肉がしっかりとくっつくように、でべそだった穴の部分を少しトリミングします。

閉腹

避妊手術を済ませ、お腹を閉じます。

皮内縫合

いつものように皮内縫合で終了です。

エリザベスカラーが必要ないので大変喜ばれますし、わんちゃんもストレスフリーです。

 

パピーパーティー

翌日、パピーパーティーを見学♪

手術跡を気にすることもなく受付を手伝ってくれました(*'U`*)

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.10.10更新

トリミングの時など定期的にしぼる肛門腺。

臭い分泌物を出すところですね。

それが溜まっている袋を肛門嚢(のう)と言います。

通常は排便時や力んだ時に自然と出ますが、肛門腺の性状が固くなったりすると人間がしぼってあげないと溜まってしまって肛門嚢が破裂したり感染して炎症を起こしたりなどトラブルになります。

 

今回の症例は何度も感染を繰り返し、内科的に治療してもすぐにぶり返してしまうため、摘出することとなりました。

 

※手術画像になりますので苦手な方はご注意ください。

 

まずは肛門腺の出口を確認します。

お尻の穴を中心として時計で例えると4時と8時の位置に肛門嚢があります。

肛門嚢出口確認

 

何も溜まっていない肛門嚢を触知するのは困難なのでシリコンを注入します。

シリコン注入

 

滅菌状態にしてオペ開始です。

4時と8時の位置にシリコンによって膨らんだ肛門嚢があります。

オペ開始

 

切皮して周りの組織を慎重に剥がしていくと肛門嚢が露出されました。

肛門嚢確認

 黄色っぽく透けているのは注入したシリコンです。

 

肛門嚢がほぼ分離できました。

肛門嚢摘出

 あとは管を結んで切除するだけです。

左側も同じことをやって終了です。

 

1週間後、手術の合併症や排便のトラブルもなく無事抜糸することができました!

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.09.06更新

会陰ヘルニアの手術をご紹介します。

手術画像になりますので苦手な方はご注意下さい。

 

「ヘルニア」と聞くと腰の病気を思い浮かべるかと思いますが、「ヘルニア」とは臓器や組織が正しい位置から飛び出ることを言います。

背骨の間のクッション「椎間板」が飛び出たものを「椎間板ヘルニア」、今回のように会陰部(肛門周囲)に腸が飛び出てしまったのが「会陰ヘルニア」です。

 

骨盤周りの筋肉が弱り、腸を支え切れなくなって腸が蛇行してしまい、お尻にボコっと便が溜まってしまいます。

原因はハッキリしていませんが、ほとんどが去勢手術をしてない男の子に起こるので、去勢手術をすることが予防につながります。

 

まずは、去勢手術をします。

そのあと開腹し、直腸を頭側に引っ張って固定します。

必ず必要となる処置ではないですが、やっておくと再発防止になります。

直腸固定1

下がお尻側で仰向けで寝ています。萎んだ膀胱が見えます。

腸を引っ張って糸をかけているところです。右側は腹筋をめくっていて裏側が見えています。

 

直腸固定2

固定が終わったところです。

右下がお尻側、腹筋の裏側と直腸が縫い付けてあります。

 

ここで終わりでもいいですが、念のため精索固定も行いました。

精索

睾丸側へもぐり込んでいた精索をお腹側に引っ張ってきたところです。

予め睾丸を取ったおいたのでできることです。

こう見るとまるで避妊手術のようで、オスはメスから分化するというのが納得できます。

精索固定

精索を直腸と同じところに固定し、余分な部分は切除しました。

この処置をしておくことで前立腺や膀胱が持ち上げられ、よりお尻に対する圧迫が軽減されます。

 

さて、いよいよ会陰ヘルニアの手術です。

直腸検査

お腹を閉じ、うつ伏せにしてヘルニアの状態を確認しているところです。

肛門から指を入れると右側の皮膚の下に到達してしまいます。

ここに腸が入ってしまい便が溜まります。

左側は正常だったので今回は右側だけ処置をします。

 

切皮

お尻の右側を切皮していきます。

まだ脂肪があってヘルニアの穴は確認できません。

 

ヘルニア嚢

穴が見えてきました。本来ならば骨盤周りの筋肉で塞がれていて穴は開いていません。

引っ張っているのはお腹の中の脂肪などです。

直腸固定をしたので腸は奥に触れる程度です。

 

ヘルニア孔

お腹の中の組織を押し戻し、穴がきれいに見えるようになりました。

指がスポッと入る大きさです。

 

骨膜

分かりづらいですが、内閉鎖筋を骨盤の骨膜ごと剥がしているところです。

内閉鎖筋

きれいにはがれました。

この筋肉を穴のフタとして使います。

筋肉だけだと縫っても裂けてしまうため強固な骨膜が必要です。

 

仙結節靭帯

次に仙結節靭帯を露出させます。

白く見えているのは綿棒でその奥に靭帯がチラっと見えます。

靭帯なので触るととても固いです。

 

アンカー

靭帯に糸をかけます。頑丈です。

 

ヘルニア孔閉鎖

靭帯とフタとなる内閉鎖筋、外肛門括約筋などに糸をかけていきます。

 

閉鎖

それらを縫い付けて穴が塞がりました。

確認

指で押してもビクともしません。

 

縫合

皮膚を縫って終了です。

 

飼い主さんは去勢手術をしないことのデメリットを聞かされていなかったとのことでした。

手術をしないと必ずなるわけではないですが、こうした事態になる可能性があることを説明するのも獣医師の使命だと思っています。

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.07.23更新

前にご紹介した足先に腫瘍ができてしまって大手術をした猫さんですが、残念ながら再発してしまったので断脚手術となりました。

 

断脚の様子はあまりにショッキングなため載せませんが、術後の様子をお伝えしたいと思います。

再発のないよう右後ろ脚の付け根から断脚してあります。

断脚後

手術の次の日の様子です。

少しフラフラして戸惑っている様子ですが、なんとか立つことができます。

 

 手術から2週間、元気に歩いてくれるようになりました!

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.07.08更新

今日は珍しい症例をご紹介します。

昔から下腹部だけハゲていたが、最近広がってきたとのことで来院されました。

16歳の高齢猫ちゃんです。

 

2か月前の写真です。

before

皮膚炎はなく、ただ毛が薄くなっています。

before2

お腹側はこんな感じ。

 

全体的に炎症はほとんどないですが、一部舐め壊している部分があったので、念のため感染の除外を行いました。

ノミ・ダニ予防、皮膚スタンプ検査、毛検査、皮膚糸状菌PCR検査。

舐め壊して炎症が起きているところに若干細菌がいる程度で、原因となりうる感染は見付かりませんでした。

 

舐め壊したところも治り、全身かゆそうにしているわけではないので、食物アレルギーやアトピーの診断に進むというよりは、ホルモン失調もしくは心因性の脱毛を疑いました。

そこで全身の血液検査とホルモン検査をやらせて頂きました。

 

すると軽度の甲状腺機能亢進症が見付かりました。

高齢の猫では珍しくない病気です。

ただ、犬の場合の甲状腺機能“低下”症でハゲてしまうのはよく見ますが、今回は“亢進”症。

一応、甲状腺機能亢進症の症状に「過剰グルーミング」というのがありますが、果たして本当にそのせいでハゲていっているのか…。

半信半疑でしたが、亢進症の治療をしなければならないことに変わりはないので、甲状腺ホルモンを抑える薬を開始しました。

 

甲状腺ホルモンの数値も安定し、2か月が経ちました。

after

すっかり毛が生えてくれています。

after2

お腹側はまだ薄いですが、これから生えてきてくれるのではないかと思っています。

グルーミングの頻度も減ったとのことです。

 

こういう「治したったで!」感の強い症例はテンションあがりますw

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.04.14更新

今回は後ろ足にできた腫瘤の摘出手術を紹介します。

結構、過激な画像がありますので、苦手な方はご注意下さい。

 

猫の右後ろ足、手術前の写真です。

腫瘤

レントゲンでみるとこんな感じ。

レントゲン

半年前から腫れていたそうですが、ネットで調べたところ肉球の炎症はなかなか治らないと書いてあったので、お忙しいのもあり放置してしまっていたとのことでした。

一部分だけだった腫瘤が指まで波及し、大きくなってきて出血してしまい来院されました。

ネットでいろいろと調べるのは悪いことではないですが、それだけで勝手に診断してしまうのは危険です(・A・)イクナイ!!

 

院内の細胞診では特別悪い細胞は検出されず、場所が場所なだけにまずは内服と被覆(包帯)で様子を見ることにしました。

 

しかし、出血がなかなか止まらず、今後も拡大していくことが予想されたので、手術をして病理診断をすることを提案しました。

ただ問題は腫瘍がきれいに取れたとしても、皮膚が大きく欠損してしまうということ。

乳腺腫瘍などでは大きく皮膚を切除しても問題なく寄せることができるのですが、ここは皮膚に余裕がないので困難が予想されます。

また、大きくなってしまった指はさすがに腫瘍だけ取り除くことは無理なので指ごと切除する方針にご同意頂きました。

 

[閲覧注意]ここから手術画像です!

 

 

腫瘤が血管や指を動かす腱とからまっているので慎重に剥がしていきます。

絡まっている

 

 

 足の裏に発生しているだけと思われた腫瘤は足の甲の方まで入り込んでいました。

甲

幸い腱などと癒着はないので、時間はかかりましたがきれいに剥がすことができました。

 

 切除が完了したところです。

切除完了

かわいそうですが、指は1本切除しました。

 

さて、ここからが本番です。

皮膚を引っ張ってこようと思っても、ほとんど動きません。

 

 足の側面を切って皮膚を引っ張ってこようとしましたが、これでも全然足りません。

フラップ

 

 

 結局、太ももの部分まで切って皮弁を作成することで、なんとか寄せることができました。

大きいフラップ

遠慮してあまり切らずに無理やり皮膚を引っ張って縫い付けても、足を曲げ伸ばししたら縫合部が張って裂けてしまうので余裕をもって皮弁を作成します。

 

 

 皮下組織を寄せて仮縫いの状態です。

皮下組織縫合

 

 

 皮膚を縫ってきれいにしたところです。

術後

強い張力はかかっていないので皮膚は裂けないでいてくれるはずです。

 

 

 足の甲側。

甲側

 

 肉球側。

肉球側

 

 

 しばらくは足の曲げ伸ばしができないようにするためと、漿液の貯留を防ぐため軽く圧迫した包帯を巻いておきます。

圧迫包帯

 

写真はないですが2日目に包帯を外したところ、大きな問題はなくスタスタと歩いてくれたので退院としました(・∀・)イイネ!!

 

術後一週間の様子です。

抜糸

一部ジュクジュクしたところはありますが、触っても痛がらないし腫れもなく、傷口はしっかりとくっついていたので抜糸することができました。

わずらわしい包帯ともおさらばです。

 

歩く様子も問題ありません( ´∀`)bグッ!

 

 

残念ながら病理の結果は悪性の腫瘍(軟部組織肉腫)でした。

今後の治療の選択肢は積極的な順番から①断脚、②抗癌治療、③経過観察です。

 

相談の上、せっかくきれいになったので、とりあえず②抗癌治療で再発の抑制を試みることとなりました。

投稿者: バンブーペットクリニック

2016.01.05更新

またまた猫の歯科処置ですtiger

18歳の猫さんが目ヤニが出るので点眼をしていたが、目がつぶれてしまったとのことで来院されましたΣΣ(゚д゚lll)

目がつぶれた!?眼球摘出か?なんて思いながら診察室に入ると…

歯根膿瘍

写真だと分かりづらいですが、左頬が腫れ上がり左目の結膜が肥厚していますun

皮膚壊死

頬は腫瘍などで腫れているというよりは液体(おそらく膿)が溜まっているといった感じで、壊死した皮膚から今にも何か飛び出してきそうでした。

結膜が腫れ上がり眼球をちゃんと確認することができませんでしたが、目がつぶれているという感じではなさそうです。

これは目の問題ではなく、歯根膿瘍によるものだろうと判断しました。

歯の根っこが感染し、膿が溜まって目の下から飛び出してくることはよくあることです。

 

18歳と高齢でしたが、腎臓の数値が少し高いくらいだったので、すぐに麻酔をかけ処置をすることにしました。

デブリード

壊死した皮膚をつつくと大量の膿が飛び出してきましたΣ(Д゚;/)/

中の骨もだいぶ溶けてしまって大きく組織が欠損しています。

悪さしていた歯は全て抜き、壊死した皮膚も不要なので切り取りました。

 

このままでは顔にぼっこり穴が開いてしまうので、皮膚を縫って終了です。

縫合

術後みるみる結膜の腫れも引いていき、翌日にはきれいな眼球が見える程度にまで回復しました( ´∀`)bグッ!

1週間後

1週間後の様子です(。・w・。 )

傷口はまだ完全に付ききっていませんが、目はパッチリですglitter

投稿者: バンブーペットクリニック

2015.12.29更新

3歳の黒猫さんが歯が痛そうで食欲がないということで来院されました。

確かに診てみると3歳の割には歯がボロボロです。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

シェルターから保護した子だということでウイルス性の口内炎を疑いました。

犬歯

犬歯(牙)の歯根がだいぶ出てきてしまっていて、歯肉炎もひどいです。

臼歯

上の臼歯(奥歯)

下額臼歯

下の臼歯はこんな感じで、触っただけで抜けちゃいますΣΣ(゚д゚lll)

 

ウイルス性の口内炎治療の第一選択は全抜歯もしくは全臼歯抜歯です。

全抜歯と聞くと驚かれる飼い主さんがほとんどです。

抗生剤や消炎剤などで治療しても気休め程度だし、一生打ち続けなければなりません。

 

ウイルスによって免疫力の低下し、歯についた細菌が原因で口内炎が起こります。

なので、歯石が付着し細菌が繁殖する場所となる歯をなくしてしまうことが一番の治療になります。

人間だと歯を1本抜くのも大事ですが、犬猫の場合、そりゃ抜かないに越したことはないですが、こうなってしまっては抜いてあげたほうがQOLは上がります。

 

みなさんの心配は今後流動食のようなものしか食べられなくなるのでは?ということです。

安心して下さい、食べられますよ( ´,_ゝ`)

むしろ痛みから解放され、抜いた直後からドライフードをモリモリ食べてくれる子がほとんどです(´∀`)9 ビシッ!

 

それでは実際に当院での抜歯の様子をお見せします(血が苦手な方はお気をつけ下さい)。

 

グリグリと無理やり抜こうとするのは大変危険です。

歯根が折れてしまったり、手が滑って歯茎その他を傷つけてしまう場合があります。

歯肉切開

ますは、犬歯の抜歯です。

歯肉を台形に切開しぺラッとめくっておきます。あとで使うので切り取りません。

歯を支えている歯槽骨が見えてきました。

歯槽骨

歯槽骨を削ります。

歯根露出

歯根が露出しました。

エレベーター

そしたら反対側にエレベーターという器具を挿入し・・・

テコ

軽くひねってあげればテコの原理で歯が浮いてきます。

歯槽骨が残っているとこうはいきません。

抜歯完了

スポッと簡単に抜けました。

大穴

抜歯跡の大きな穴は骨からの感染を防ぐため塞ぐ必要があります。

フラップ

最初に切開した歯肉をひっぱらなくても穴が塞がるよう調整し・・・

縫合

縫って終了です。自然に溶ける糸なので抜糸の必要はありません。

お腹を縫うときとは違い、早く溶ける糸を使用しています。

 

臼歯抜歯

次に臼歯です。この歯は1本の歯に3本も根っこがついているので、そうそう抜けません。

分割

Tの字に分割すると・・・

抜歯完了

エレベーターを使わず簡単に抜けました。

抜けない場合は犬歯同様、歯槽骨を削っていきます。

 

この子の場合は下の犬歯は炎症もなく正常だったので、全臼歯+上顎犬歯の抜歯となりました。

全抜歯と聞くと躊躇される方が多いですが、やって良かったという声を多く頂きます(・∀・)

 

慢性の口内炎に苦しんでいる方は一度ご相談下さい!

投稿者: バンブーペットクリニック

2015.11.20更新

今回は骨折の手術を紹介します。

と言っても、ただの骨折ではなく、骨折から1年以上経ってしまった骨折の手術です。

 

若いポメラニアン(おそらく2歳前後)のベリーちゃん。

長期ホテルと骨折の手術をして欲しいとのことでいらっしゃいました。

 

骨折??

見た目にはまったく骨折しているようには見えず、元気に走り回っています・・・。

 

話を聞くと1年程前に新宿で保護して、骨折しているとは気づかずに飼っていたそうです。

他のホテルに預けたときに骨折していると指摘されたそう。

 

確かに触ってみると、左の大腿骨がゴリっとしている。(太ももの骨)

変な風に自然にくっついたのだろうと思い、痛がる様子もないし手術は必要ないのではと考えましたが、念のためレントゲンを撮ってみました。

すると・・・まだくっついていないではないですか!abon

VD 

体重も3kgと軽く、犬の場合主に前足で体重を支えているので、このままでもなんら支障はなかったのでしょう。

レントゲンでみても筋肉に左右差はないし、足としてはしっかりと機能している様子。

このままでも何も問題ないかも知れない、しかし使われていない骨は退化していってしまう場合もあります。

さすがにそうなってしまったら筋肉だけでは体を支えきれないので、将来的に問題が起こる可能性があります。

正常な右足にも負担がかかります。

 

飼い主さんと相談したところ、まだ若いので手術して欲しいとのことでした。

 

ポイントは折れてから時間が経っているので、折れた骨の周りにがっちりと筋肉がくっついて剥がすのが大変だということ。

折れたところが丸くなって固まっているので、そこをそのままつなげても骨はくっつかないということ。

折れた先端を骨髄が見えるところまで切ってからつなげなければなりません。

さらにくっつこうとする力を強めるため、肩の骨から海綿骨を取ってきて移植する必要もあります。

 

手術中の写真が撮れればよかったのですが、それどころではなかったので写真はありません。

仲間にも集まってもらい、7時間にも及ぶ大手術は無事成功しました。

VD_after LL_after

スクリューが斜めになっているところは骨折線を避けてあえて斜めにしてあるのであしからず。

 

終わったのは夜中の2時。

女性にはなかなか理解してもらえないのですが、整形外科の手術は大変ですがやりがいがあります。

ドリルやスクリューを使う手術はまさに男のロマンですsun

特に仲間と集まってやるこのような大手術はアツいものがあります!

 

さて、あとは無事くっついてくれるのを待つのみ。

術後のベリーちゃんです。

ベリー

 翌日から元気な姿を見せてくれたので一安心nico

 

手術から2週間、包帯も取れ、リハビリの必要がないくらい元気に走っています!

 頼むから安静にしてくれ・・・ehe

投稿者: バンブーペットクリニック